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菅野美穂がはまり役の悪女! 「恋の奇跡」と「ギルティ」の怖さを検証!

悪女がハマってる菅野美穂!

菅野美穂!美人で明るい。かわいくて気さく。

 

バラエティ番組などでは積極的に企画に参加し、お笑い芸人にも引けをとらず、むしろお笑い芸人以上のリアクションやノリまたはツッコミを見せる。

 

男性はもちろん女性にも好かれる人気者。

 

そしてドラマや映画になると多彩な顔を見せ、様々なキャラクターを演じ分ける。

 

みんなが大好き菅野美穂さん。

 

そんな菅野美穂さんが演じた数々の役の中でも特に印象に残るのが悪女役。

 

バラエティ番組での明るさや気さくさは微塵も感じさせず、彼女が醸し出す怖さが、我々をその作品の世界にどっぷりと引きずり込んでくれる。

 

菅野美穂さんの悪女代表作『恋の奇跡』と『ギルティ』にスポットを当て、その怖さを検証してみました。

 

https://matome.naver.jp/odai/2135235603922729701/2135235635622778703

 

『恋の奇跡』は1999年にテレビ朝日系列で放送されたテレビドラマです。

 

古いドラマでDVD化もされておらず、今視聴するのは少々困難です。

 

そのドラマの中で菅野美穂さんが演じたのは、葉月里緒奈さん演じる主人公「塚本妙子」の家にやってきた父の遠縁「倉田雪乃」役。

 

美人で明るく、性格もさっぱりしていてみんなの人気者の「倉田雪乃」。

 

しかしその裏の顔は、自分の目的のためには平気で他人を陥れたり、気に入らないものは徹底的に排除したり、利用できるものは利用し尽くし不要になったらポイ捨てしたり、というとんでもない悪女です。

 

主人公の葉月里緒奈さんの特殊メイクや変身も見事なものですが、菅野さんの恐ろしさあふれる演技は、正直、主人公を完全に「食って」しまっていたように思います。

 

https://matome.naver.jp/odai/2135235603922729701/2135235635622777503

 

一方、『ギルティ 悪魔と契約した女』は、2010年に関西テレビと共同テレビの共同制作によりフジテレビ系列で放送されたテレビドラマで、菅野美穂さんの久々の悪女役ということで話題にもなりました。

 

菅野美穂さんが演じたのは、15年前に冤罪を着せられ13年間服役していた主人公「野上芽衣子」役。

 

彼女は自分の冤罪を晴らすため、復讐の鬼と化し、自分を陥れた人間たちを死へ追い込んでいきます。

 

そしてもう1人の主人公である玉木宏さん演じる心に傷を負った刑事「真島拓朗」との出会いにより、彼女の心は少しの光と深い闇に包まれることになるのです。

 

少しの光を感じてしまうところが却って切なさを呼ぶんですよね。

 

玉木宏さんのやさぐれ具合もまた見事で、復讐に燃える悪女である菅野さんの悪女っぷりとの相乗効果でドラマ全体をしっかりとリードしています。

 

その他の出演者も吉瀬美智子さん、吉田綱太郎さん、唐沢寿明さんとこれまた豪華でした。

 

 

『恋の奇跡』でも『ギルティ』でも、菅野さんが演じたのは徹底した悪女でした。

 

目的達成のためには手段を選ばず、どこまでも冷酷に残忍に人を破滅に導いていきます。

 

目的をじっと見据え、ターゲットを睨み付ける眼。

 

人間を人間とも思わない冷徹な眼差し。

 

菅野さんの眼力が徹底した悪女キャラクターを強く印象付けます。

 

菅野さんが演じる悪女の怖さをさらに引き立たせるのが、「笑顔」です。

 

https://matome.naver.jp/odai/2135235603922729701/2135235635722779303

 

『恋の奇跡』では表向きの明るく愛らしい笑顔と、裏で見せる冷酷で残忍な悪女の笑顔とのギャップが我々の恐怖心を煽りました。

 

『ギルティ』では、動物と接しているときに見せる穏やかで優しい本来の人間の笑顔と、ターゲットを追い詰めるときの悪魔の笑顔。

 

このギャップが怖さとやるせなさを生み出しましたが、玉木宏さん演じる真島と接するときに時折見せる本来の人間の柔和な笑顔と、復讐が成功したときに見せるとことん冷徹な悪魔の笑顔。

 

このギャップが怖さと切なさを生み出しました。

 

自分には幸せになる資格がない、と周囲の優しさを頑なに拒否する姿は見ていてとても可哀想になります。

 

2つの笑顔の使い分けとそこで生じるギャップの恐怖。

 

これはひとえに菅野美穂さんの演技力と感性の賜物ではないでしょうか。

 

 

また、『恋の奇跡』の「倉田雪乃」も、『ギルティ』の「野上芽衣子」も、悪女になった原因がその壮絶な過去にあるのです。

 

明るい笑顔も優しい笑顔も、冷酷な笑顔も残忍な笑顔も、その過去が生み出したものです。

 

『恋の奇跡』では過去が原因で悪女になってしまい、『ギルティ』では過去が原因で悪女にならざるを得なかった、という背景がありますが、それを表現する菅野美穂さんの演技力や演技の幅に改めて驚嘆・感服します。

 

そして菅野美穂さんの何よりすごいのが、ここまで冷酷で残忍で徹底した悪女を演じきっても絶対に嫌われないということ。

 

演じる悪女キャラのインパクトはかなり強烈なものですが、それ以上に菅野さんの類稀なる演技力や表現力、そして普段見せる明るく気さくなキャラクターが、彼女の人気や好感度を下げるどころか、むしろ上げ続けていく大きな要因なのではないでしょうか。

 

結婚をしてプライベートも充実した菅野美穂さんの今後のますますの活躍や、さらに新しい境地の開拓をどうしても期待してしまいます。