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エルサレム問題をわかりやすく説明!アメリカのトランプが何故首都認定?

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エルサレム問題で中東が揺れていますが、正直、複雑過ぎて良くわからないと言う人も多いと思いますので、今回、このエルサレム問題を出来るだけわかりやすく説明したいと思います。

2017年12月12日、アメリカのトランプ大統領の突然のトランプ大統領が、イスラエルの首都はエルサレムと首都認定し波紋を呼んでいますが、何故このタイミングでエルサレムをイスラエルの首都と認めたのでしょうか?

以前からエルサレムは中東諸国のデリケートな問題で、アメリカも各国に配慮してきて踏み込んだ発言は控えてきた歴史があります。

アメリカはイスラエルを支援していますが、今回の宣言は世界中に波紋と混乱を招いていますね。

そこでエルサレム首都宣言問題とは何なのかと、どうしてトランプ大統領はエルサレムを首都と認めざるを得なかったのかをかんたんに解説していきたいと思います。

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パレスチナ問題の経緯をわかりやすく説明

今回のエルサレムの首都宣言問題を解説するときに、知っておく必要がある事があります。

それは、パレスチナ問題です。

パレスチナ問題って言葉を耳にした事がある人は多いはずです。

では、イスラエル、パレスチナ問題とは、何なのかを説明したいと思います。

パレスチナ問題には古い戦争の歴史があり、イスラエルとパレスチナは人種の違いなどから争いあってきた苦い歴史があります。

イスラエルはユダヤ人、パレスチナはパレスチナ人の国とされています。

長らくイスラエルの支配下にあったパレスチナは、1988年に独立宣言して国家としてスタートしました。

日本でいうと北海道が日本国から独立して、北海道単独で行政を担っていくといった感じのイメージですね。

多くの国々からパレスチナは国家として認められる一方で、国家と認めない国々もあるので、暫定国家のような立場ですね。

イスラエルはユダヤ人が多数を占め、パレスチナはアラブ人が多数を占めていますので、宗教も違うため揉めることが多いです。

この地地は過去の世界大戦でイギリスの占領下にありましたが、イギリスが統治できないほど内紛が勃発したため、この地域を分割したことが現在の混乱に繋がっています。

国連はユダヤ人とアラブ人の国家を作るように採択し、ユダヤ人国家のイスラエルが建国されましたが、アラブ系国家は建国されず中東戦争が勃発してしまいました。

パレスチナは独立したと言っても、事実上はイスラエルの占領下にあり、人種の違いもあり今もなお対立しています。

これがイスラエル、パレスチナ問題です。

イスラエルとパレスチナの位置関係は?

パレスチナとイスラエルの位置関係です。地図を見てわかると思いますが、エルサレムが非常に際どい場所にあるのがわかると思います。
パレスチナは、歴史的な経緯がありヨルダン川西岸自治区(大きな方)とガザ地区(小さい方)に分断された形で存在しています。

そして、この境付近では多くの紛争が発生しています。

日本とイスラエルの位置関係

イスラエルとパレスチナとエルサレムの位置関係

エルサレム首都宣言!一体なにが問題なのか?

前述の通り、イスラエルとパレスチナは古くから対立してますが、アメリカは両者の仲介役としての役割を果たしていました。

しかし、方針を大転換し、トランプ大統領のがエルサレムを首都と認定しました。

では、そもそもエルサレム問題とは何なのかを、もう少し踏み込んで簡単に説明していきたいと思います。

イスラエル、エルサレム、パレスチナ、このキーワードと宗教は切っても切れない状況となっています。

今回の問題も元を辿れば宗教が大きく絡んでいます。

エルサレムはイスラエルの中にある地域ですが、このエルサレムは、アブラハムの宗教と言われる三宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)の聖地があって、昔からエルサレムを巡って争いが絶えず行われてきました。

この3つの宗教は起源が同じと言われている事もあり、聖地がエルサレムに固まっています。

同じ神様を違う方法で信仰しているような感じなので、その聖地が重なってしまうのは当然ですね。

その為、聖地をほかの宗教に渡すわけには行かないという事で、絶えず紛争が続いています。

聖地とは、

特定の宗教・信仰にとっての本山・本拠地・拠点となる寺院・教会・神社のあるところ、またはその宗教の開祖・創始者にまつわる重要なところ、あるいは奇跡や霊的な出来事の舞台となったところをいう。

そこに参拝することは、信者にとって特別なことであり、それへの巡礼は信仰生活にとって特別な意味を持っている。

また英語で”the Holy Land”(大文字始まり)というと、神がイスラエル民族に与え、イエス・キリストが誕生したとされるイスラエル・パレスチナの地を指す。
出典:wikipedia

 

少し飛躍した例にはなりますが、皇居を他の民族に渡すわけには行かないと言った感じでしょう。

イスラエル領土の中にあるのがパレスチナですが、エルサレムを巡ってイスラエルとパレスチナが争っているので、エルサレムは国連の管理下にありました。

現在もエルサレムはどこの国のものでもなくて国連が管理していますが、事実上はイスラエルがエルサレムを実行支配しています。

イスラエルはエルサレムが自分たちの首都だと宣言してますが、パレスチナも将来的にエルサレムを首都にしたいと思っています。

イスラエルの主張は国際社会は認めていないので、アメリカや世界各国はパレスチナにも配慮して大使館などをエルサレムにはおかず、イスラエルのテルアビブという地域に大使館などを置いてます。

そんな、背景もあり、エルサレムはどこの国のものでも無いと言うフワッとした感じになり、何となくバランスが保たれていましたが、今回のトランプ大統領の首都宣言によって、微妙なバランスが崩れてしまったわけです。

実際、イスラエルとパレスチナとの間で衝突も起こって死者も出てますね。

今後アメリカは大使館もテルアビブからエルサレムに移転される予定なので、もし、本当に移転したら、パレスチナやアラブ国家としては断じて納得できず、テロなどが起こるリスクは高まって来る事でしょう。

国際社会がイスラエルの首都をエルサレムだと認めていない中、トランプ大統領の首都宣言は当然ながら大きな混乱を招く事になりました。

今回の件で再び中東戦争が起こる可能性もあると言う専門家もいるようです。

石油の多くは中東地域に頼っている日本なので、万が一にも中東で戦争が勃発したら計り知れない影響がありますので、そうならない様に上手いこと解決して頂きたい物です。

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アメリカのトランプ大統領は何故エルサレムを首都に認定したの?


http://www.bbc.com/japanese/42218642

歴代のアメリカ大統領はエルサレム問題を、あえて避けてきた感じがありますがトランプ大統領は何故このタイミングで首都だと宣言したのでしょうか?

このタイミングの背景はいろいろ考えられますが、何といってもアメリカでのトランプ政権の支持率の低さが関係しているようです。

大統領就任直後はトランプフィーバーでしたが、最近では数々の疑惑もあって窮地に立たされている感じですね。

大統領選挙のときに公約として、エルサレムをイスラエルの首都と認めると話もしていたので、今回の決断は有言実行をアメリカ国民にアピールすると共に、アメリカに住んでいる多くのユダヤ人に向けたパフォーマンスで支持率アップを狙ったのは明白です。

それと大統領選挙でのロシアの関与が囁かれて、トランプ大統領の側近だった部下にも捜査の手が伸びてるので、疑惑隠しの為に首都と認めたのではとも言われています。

もし本当に自身の支持率アップの為だけに宣言したのなら、全くもってアメリカ大統領としての器ではないと思います。

すでに死者まで出て日々衝突が激化しているので、トランプ大統領の責任は極めて重大だと思いましたね。

エルサレム首都問題で拒否権発動!

2017年12/18日に国連安全保障理事会は、トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都に認定したことについて、撤回を求める決議案を採決しました。(15理事国のうち14カ国は賛成)

しかし、常任理事国である米国が、イスラエル大使館を何処におこうと米国の自由と言う旨の理由で、拒否権を行使し、この決議案は否決されました。

そして、2017年12/21日に米のエルサレムとの国連決議で、賛成128反対9で採択されました。棄権が35か国

しかし、国連決議って言うのはみんながこう思ってますって言う程度の事で、強制的に何かをするという効力はありません。

採択を受けてアメリカはこのようにコメント首都認定「無効」してます。

 ニッキー・ヘイリー米国連大使は総会で「米国はこの日を忘れない」と述べた。

さらに同大使は「米国はエルサレムに大使館を置く」とし、「国連でいかなる採決があろうと、その点は一切変わらない」と言明。
その一方、「しかし、この採決は米国民の国連に対する見方と、国連でわれわれを軽視した国々に対する見方を変えるだろう」と述べた。

YAHOOニュースより引用

米国は事実上、採択は無視って事ですね。むしろ、俺達に反対した奴の事は忘れないよ!って無言の圧力のようにも受け取れますね。実際、アメリカは反対したら援助減らすからね的な発言をしています。ちなみに、日本は首都認定「無効」の採択に賛成しています。

そして、首都認定と大使館の関連性はと言うと、アメリカがエルサレムに大使館を設置する事により、エルサレムはイスラエルの物であるという事を認定している事になります。

現状でもエルサレムの管理は国連、実効支配はイスラエルと言う構図に変わりはありませんが、事実上アメリカの後ろ盾を得たイスラエルが今後、どのような動きを見せて行くかには注視しておく必要がある事でしょう。

エルサレムへの大使館移転が急増で問題深刻化か?

トランプ大統領の大使館をエルサレムへ移転する発表以来、エルサルムへ大使館を移転を検討する国が急増中のようです。

イスラエルのホトベリ外務副大臣は下記の要は発表をしています。これについて、パレスチナ自治政府のマルキ外相は反発のコメントを出しています。

中米グアテマラのモラレス大統領が在イスラエル大使館をテルアビブからエルサレムに移転する意向を表明したことを受け、イスラエルのホトベリ外務副大臣は25日、イスラエル放送に対し、「グアテマラに続く予定の国は10カ国以上ある」と述べた。
出典:Yahooニュース

何故、続々と大使館をエルサレムへ移転する国が現れるのでしょうか?それは、先日、米国に反対する国は資金援助を減らすと言う強硬姿勢と関係していると考えています。

今後、エルサレムへ大使館を移転する国が増えてくれば、フワッとした位置でバランス取れているイスラエル、パレスチナ間の関係も悪化して行く事は間違いないでしょう。

ここは考え過ぎかもしれませんが、そこを解決する為のシナリオまで用意しているという事をトランプ大統領には期待します。

まとめ

エルサレム問題を簡単に説明しましたが、この問題の根深さは深刻で今後の中東情勢がますます不安になってしまいそうです。

アメリカはエルサレムイスラエルの首都と認める一方で、ロシアなどは首都と認めない立場なので今後の混乱は目に見えてますね。

アメリカでは共和党の支持者の多くはイスラエル人なのも、今回の決断の背景にありそうですが、これ以上の死者が出ないことを願うばかりです。

関連記事→中東戦争をわかりやすく解説!

関連記事→ パレスチナとイスラエルの関係、パレスチナ自治区って何か?

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