下の「親知らず」は何で横に生えるの?痛くなったらどうすれば良い?

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この記事は現役の歯科医師さんに書いて頂きました。

患者さんが歯医者に来るきっかけとして多い理由に、「親知らずが痛い。」があります。

下顎の「親知らず」が横向きに生えている患者さんが多くなっている為、病院を紹介されて抜歯することが普通です。

私の「親知らず」も顎の骨の中に横向きで埋まっていたので、大学病院の口腔外科に紹介されて抜きました。

抜いた後は腫れるので、マスクが顔を隠していました。ちなみに、歴史博物館にある骸骨の歯を見ると、「親知らず」まで普通に生えているものが多いです。

何か違いがあるのでしょうか。今回は下の「親知らず」が横向きに生える理由と対処法について紹介します。

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親知らずとは?

「親知らず」は専門用語で「第三大臼歯」と言い、最後に生えてくる奥歯のことをいいます。「親知らず」が生えてくるのは20歳前後ですので、親から自立した頃に生えてくる歯ということで、「親知らず」という語源が生まれました。

歯が生えてくる時期は個人差が大きいので、私の場合は20代半ばになって生え始めてきました。

親知らずが横向きに生える原因は?

縦でなく、横向きに生える主な原因は食生活といわれています。

というのも、昔の食生活は現在のものと比べると硬い食べ物が中心でしたので、顎をよく使って食べていました。

お菓子というとせんべいなど固い物が多かった記憶がある方も多いと思いますが、歯ごたえのある食べ物ですよね。

反対に、現在は食の欧米化により軟らかい食べ物が中心になりました。

お菓子だとチョコレートやケーキがありますが、歯がなくても口に入れられるくらい軟らかいですよね。

この食生活になると、

顎の筋肉が上手く発達しない→

筋肉の付いている顎の骨が上手く発達しない→

歯の生えるスペースが小さくなる→

真っ直ぐ生えられず、横向きに生える

という流れとなり、横向きに生える「親知らず」が誕生!というわけです。

食生活って、歯の生え方にまで影響しているのですね。

親知らずに痛みが出たら基本的には抜歯

「親知らず」は普通に生えても、横向きに生えても特に痛みも無く問題がなければ、無理して抜かなくても良いという見解が強いです。

例外として、歯の矯正をするスペースを作る時に「親知らず」が邪魔になる場合があるので、その時に「親知らず」の抜歯を薦められることがあります(私もその一人で、「親知らず」に症状は無かったのですが、矯正をする前に歯を抜かれました。やはりパンパンに腫れました)。

同じ部位に繰り返し痛みが出て、薬を何度も飲んで対処しているような状況なら、潔く抜歯した方が良いです。

私も「親知らず」の痛みが出る度に、一時期薬を飲んで対処していましたが、最後は断念して抜歯してもらうことにしました。

「親知らず」が気になる方は、かかりつけの歯医者さんに一度相談してみましょう。

まとめ

  • 「親知らず」は専門用語で「第三大臼歯」といい、上下の一番奥の歯のこと。
  • 生えてくる時期は20歳前後。子供が親元を離れて自立する頃に生える歯であることから、「親知らず」という語源になった。
  • 「親知らず」が横向きに生えるのは、食の変化で軟らかい食べ物が中心になり、顎が十分に発達しないため、歯の生えるスペースが狭くなるから。
  • 痛みが繰り返し出るなら抜歯、痛みが出ないなら無理して抜かなくても良い。

 

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