映画「そして父になる」の感想やネタバレ!

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「そして父になる」の制作年度

2013年

2015年2月にレンタルDVD視聴

「そして父になる」のあらすじ

野々宮良太は建設会社に勤めるエリートで、妻みどりと一人息子の慶多と3人で、東京の高級マンションに住んでいます。

ある日、慶多の産まれた病院から電話があり「取り違え」の事実を知ります。

相手家族は斉木雄大とゆかり夫婦、その息子琉晴だとわかります。

雄大は町の電気屋で、琉晴以外にも子供がいる庶民的な家族です。

経済的にも価値観も全く違う2つの家族は、家族で会うことを重ね、小学校入学前に子供を交換することを決意します。

ですが、良太はお金で子供二人を引き取れないかと提案し、雄大に大声で怒られます。

交換までの期間、週末だけ慶多と琉晴はそれぞれの家庭で過ごすことになります。

「そして父になる」で印象に残ったシーン

良太は「血の繋がっていない子供を今まで通り愛せますか?」とゆかりに聞きます。

「愛せますよ。似てるとか似てないとか、そんなことにこだわっているのは、子供と繋がっている実感のない男だけよ」とゆかりは答えます。

そんな良太が考えたのは、慶多と琉晴二人を引き取るということです。

「二人ともこっちに譲ってくれませんか?」「ダメですか?」「お金なら、まとまった額用意できますから」とまで言ってしまいます。

もちろん、雄大やゆかりは怒りますが、みどりも驚きます。

「金で子供を買うんか!」「負けたことのない奴は本当に人の心がわからん」と言われ、良太は「なんで俺が電気屋に、あんなこと言われなきゃいけないんだろうなぁ」と帰りに呟きます。

その良太も琉晴を引き取り、厳しくしつけます。

息苦しくなった琉晴が家出をしてから、良太やみどりの琉晴に対する接し方が変わります。

そんな中、家の中から慶多の形跡を見つけます。

折り紙の花であったり、カメラに残った良太の画像です。

それは慶多の撮ったものでした。

涙の出てくるシーンです。

「そして父になる」の全体の感想

取り違えの原因は、看護婦による故意だとわかりますが、その看護婦にも血の繋がらない子供がいて、やるせない気持ちになります。

また、良太が「血」にこだわるのは、自身が義理の母親に育てられたためだとわかり、なるほどなぁ~と、観ていました。

この映画に出ている子供たちの演技が自然で、素晴らしいです。

まるでアドリブのようです。慶多も琉晴も作った感がないのです。

映画全体を通して、自然な「間」が多く、まるで良質なホームビデオを観ているかのようです。

琉晴を引き取ってからの良太は、多くの「約束事」を琉晴に押し付けますが、窮屈さに耐えられず琉晴は斉木家に戻ってしまいます。

それから、良太は琉晴と向き合うようになります。

良太の傲慢さと身勝手さで開いたみどりとの距離も、慶多や琉晴の存在で(そして良太の変化で)、変わってゆきます。

「なんでわからなかったんだ」と、取り違えのことでなじられたら、私なら離婚です。

良太は育ての母親に電話をします。

「お母さん」と呼ばないことや、昔、実母に会いに行ったことを謝ろうとするのです。

ですが、母親は笑って「昔の話は、もういいのよ。あなたとはもっと下らない話しがしたいわ」と、答えます。

「そして父になる」で気になったところ、もやもやしたところ等

良太が「父親」として目覚めていく過程が描かれていますが、雄大は特に変化はありません。

子育てに正解はないので、雄大にも何かしらの変化があれば良かったと思います。

また、ゆかりは肝っ玉母さんという設定だと思うのですが、もう少しざっくばらんな感じでも良かったなと思いました。

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