クロスライセンスって何?有名な事例を調べてみた!

スポンサーリンク

クロスライセンスという言葉を聞いたことがありますか。

何か難しそうな言葉だなという印象が先にありました。

この言葉の意味と、実社会での事例について調べてみました。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

クロスライセンスってどういう意味?

産学連携キーワード辞典からの解説

「クロスライセンス」とは、特許の権利者がそれぞれの所有する権利を相互(クロス)に特許技術の実施権を許諾(ライセンス)すること。

特許を保有するそれぞれの権利者が「クロスライセンス」(相互に実施権を許諾)することで権利関係の制約が緩和され、製品を製造しやすくなる。

参考URL:https://kotobank.jp/word/クロスライセンス-3076

簡単に言うと、お互いの特許の権利を使用して製品を製造することができるということです。

メリット

このクロスライセンス契約を結ぶことによって、相手に特許使用料を支払うことなく相手の特許発明を使用することができます。

また、単に特許使用権を得るだけでなく、お互いの技術を用いて開発を推進する技術革新の応用をする事ができるので、知的財産権の強化にもつながります。

複数の包括的なクロスライセンス契約を締結することで、より自由な製品をつくりだせます。

複数の会社がクロスライセンスを目的として結成される事業体をパテントプールと言います。

ライセンス契約を結ぶと自社でその特許を使うより、利益を多く出せるのが魅力です。

デメリット

ITや家電業界でクロスライセンス契約を結ばれることが多いですが、お互いが五分五分であれば問題ないです。

企業力や技術力のバランスが悪いと、技術の優位性や依存性などの一因ともなり得るため、トラブルの原因になることがあります。

包括的クロスライセンス

クロスライセンス契約の中でも、「双方がともに特定の分野の特許のみならず、技術や製品の特許、発明について相互に実施を許諾する」という内容を締結した場合のことを指します。

一つ一つのライセンスの締結よりも効率的で、共同研究や共同開発の規模を大きくすることができます。

このような利点もありますが、内容を十分検討しないと独占禁止法違反となる場合があるので、注意が必要です。

クロスライセンス契約の有名な事例

かなり初期の包括クロスライセンスの事例としては、

  • 2004年12月14日 ソニーと韓国のサムスン電子が半導体関係の技術について締結
  • 2006年2月9日  韓国のLG電子社と株式会社東芝が、光ディスク製品の特許について締結

があります。

その後、IT系を主にクロスライセンス契約が締結されていくようになってきています。

最近話題となったクロスライセンス契約については、

  • 2014年8月2日 マイクロソフトがサムスン電子を提訴しました。

その後2015年2月10日に和解が成立しています。

★ツイッターより

  • 2017年11月28日 コロプラとカプコンのクロスライセンス契約が行われました。

任天堂とコロプラの訴訟にも何等かの影響を与えるのでしょうか。

★ツイッターより

  • 2018年1月22日 Geogleと中国テンセントの間でクロスライセンス契約がかわされました。

ツイッター上でもかなり反応がありました。代表的なものを1件掲載します。

★ツイッターより

などが挙げられます。

積極的なクロスライセンス契約とは反対に、以前から損害賠償訴訟に至っている問題をクロスライセンス契約で和解になっている案件もありました。

  • ソニーとLG電子の間の損害賠償請求についてクロスライセンス契約を交わして和解に至っています。

★ツイッターより

クロスライン契約を企業は上手に使って、一緒に開発レベルを上げる意識を持ってもらえれば、さまざまな分野に影響を与えるでしょう。

すばらしい技術者の方々が多くいる現在、将来的には驚くようなものが開発されそうです。

携帯電話やスマホの普及がよい例です。

新しい発見や発明をしても特許をとらず、万人に使用を認める人もいます。

世界全体に開放して、誰かに自分以上にすぐれたもの開発することに役立ててもらいたいとの思いなのでしょう。

企業はもちろん利益を出さなくてはいけませんが、特許を共有することができる現在、よりよいものを制作することに努力をしていただければと希望します。

トップ画像:https://free-materials.com/契約書・申込書01/

スポンサーリンク

コメント