映画「まほろ駅前多田便利軒」の感想やネタバレ!

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「まほろ駅前多田便利軒」の制作年度

2011年

レンタルDVD視聴

「まほろ駅前多田便利軒」のあらすじ

まほろ駅前にて便利屋を営む多田啓介(瑛太)のもとに中学の同級生だった行天春彦(松田龍平)が転がり込んできます。

様々な依頼をこなしていく中で、二人の過去に起きたことが明かされていきます。

二人はつらい過去を経験しており、多田は今も苦しんでいます。

一人で生きていくのが良いと決めつけて心に蓋をしている感じです。

しかし様々な依頼人の問題に触れる度、多田の心の言葉が紡がれます。

行天は過去に起きたことにより、心を閉ざしているように見えます。

自分が傷つくのは構わないという感じです。

そんな二人が共同生活を送る事で傷をいやしていく物語です。

「まほろ駅前多田便利軒」で印象に残ったシーン

小学生の由良という少年の塾の送り迎えを頼まれた多田と行天ですが、由良の母親は全く由良に興味がないのです。

それを由良も気づいています。

「親がいないのと無視し続けられるのとどっちがマシなのか」と多田と行天に問います。

それに対し多田は「自分が愛されなくても、誰かを愛することはできる」と説きます。

私には息子が二人います。

この母親の気持ちはわからないけど、自分が意図していなくてもそんな風になってしまっている時があるかもしれません。

そんな風に感じている時間が息子にもあるかもしれません。

自分はそうはならないと思っていても、息子たちが自分には興味がないだという思いを抱く瞬間もあるかもしれない。

人の受け取り方が様々なように、一方的な気持ちでは意味がないと思います。

もちろん干渉のし過ぎはよくないけど家族だからと油断せず、私はあなたたちを見ているよというメッセージを言葉や態度で表していきたいと思いました。

そんな風に気づけた場面です。

「まほろ駅前多田便利軒」の全体の感想

とても良い映画に出会えました。

瑛太さんと松田龍平さんのコンビは素晴らしく良かったです。

二人の演技は作られたものではなく本当に体験しているものなのではないかと錯覚してしまいます。

本当に存在していそうな町、人々、依頼の内容です。

どうしてそんなに心に響くのだろう。

結局人は人と生きて行くんだという気持ちになります。

それが血がつながっているいないは関係ないということです。

人は与えられなかったものは誰かに与えればよいんだという言葉。

私たちはどうしてもないない、足りない、あれが欲しいこれが欲しいばかり言っていますが、そうではなく与えればよいんだと気づかされました。

どうしても日々心がすさんで知らないうちに人を傷つけてしまったりしてしまう。

だけどそのあとが大事です。やっぱり人との関係は切れないのです。

後悔しないように自分の家族周りの人々と関わっていきたいと思います。

嫌な事もあるかもしれないし泣きたくなる事もあるかもしれない。

けどそうやって生きて行くしかないのでしょう。

良い映画を、良い言葉を、私に出会わせてくれてありがとうと感謝したい気持ちです。

またこの監督さんの作った映画を観てみたいと思いました。

「まほろ駅前多田便利軒」で気になったところ、もやもやしたところ等

書籍版を読みましたが、空気感が同じでした。

書籍版の方が心情が良く説明されている気がしました。

けれど映画の、多くは語らず受け手側に解釈を任せる感じも良かったです。

先に書籍版を読んでいましたが、イメージする人物像と俳優さんのイメージがピッタリでした。

華やかなセリフや言い回しがない分、本当に身近な誰かに言われているようで、胸が熱くなりました。

本当にまほろという町に多田便利軒があって、何か困りごとを依頼してみたいなと思いました。

いろいろな人がいるとはいえ、人を本当に困らせるような人たちにはもやもやしました。

でもそれがあるのは仕方ない事なんですが。

自分は自分の今までの正義感を無くさないようにしたいです。

最後のシーンは印象的でした。

人を拒んでいた多田が行天と関わっていくことになったからです。

過去は変えられないけどこれからは人と関わっていくんだという意思が感じられました。

音楽もくるりのキャメルという曲だそうで世界観にピッタリです。

もっと早く観ればよかったです。

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