衆議院と参議院の違いをわかりやすく解説!任期や定数の変遷も調査!

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今年の夏に参議院議員選挙がおこなわれますが、あなたは参議院にどのような特色があるかご存じですか?

私はなんとなく、参議院は衆議院のサブ的なポジションというイメージがあるのですが、実際のところどういう違いがあるのでしょうか?

学校で習ったような気もしますが、遠い昔の記憶すぎて思い出せません笑

今さら恥ずかしくて聞けない衆議院と参議院の違い、またそれぞれの特色について、これを機に調べてみましょう!

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日本の国会

まず日本の国会についてですが、衆議院と参議院で構成されています。

このように議会が2つの議院から成り立っているしくみを「二院制」と言います。

この二院制には、国民の多様な意見を幅広く反映させることができる、慎重に審議をおこなうことができる、一方の院の行き過ぎをおさえることができる、などいくつかのメリットがあります。

そのために、衆議院と参議院には構成や権限などいくつかの違いがあるんですね。

それでは、具体的に異なる点を見ていきましょう!

定数

現在の衆議院の定数は465人で、比例代表が176人、小選挙区が289人となっています。

なお、満20歳以上の国民が有権者となった昭和21年におこなわれた第22回総選挙の定数は468人でした。

※ただし、沖縄県(定数2)は米国占領下にあったので、選挙は事実上の定数466で実施。

その後、昭和42年・昭和51年などの総選挙では人口増加に伴い議席が増え、昭和61年には最多定数の512議席となりました。今より、約40議席も多いですね!

平成に入ってからは人口減少もあり、平成5年・平成8年・平成12年などで定数削減がおこなわれています。

一方、現在の参議院の定数ですが、昨年の改正公職選挙法の成立により6増の248人となり、比例代表が100人、選挙区が148人となりました。

第一回目の参議院通常選挙は昭和22年4月におこなわれ、定数は250人でした。

今とさほど変わらないですよね。

それもそのはず、昭和45年に沖縄の本土復帰に向け選挙区新設で2増となったのですが、今回の参議院の定数増は、この昭和45年の法改正以来だそうです!

衆議院に比べて、参議院は定数の変化が少ないですね。

任期

衆議院の任期は4年で、参議院の任期は6年で3年ごとに半数改選となります。

それぞれの任期は日本国憲法によって決められているので、先程の定数と違い変更されることはほぼないと言って良いでしょう。

なお日本国憲法の施行前に、「衆議院議員任期延長ニ関スル法律」という法律があり、当時の衆議院議員が1年延長して計5年間を務めたこともあったそうです!(この法律は1954年に廃止されています)

解散の有無

よく政治ニュースで「解散」という言葉を耳にすると思いますが、この解散は衆議院のみしかありません。

なんだか参議院は解散がなくてずるいような気もしますが、両院それぞれの特色を活かし、二院でバランスを保つために必要なことなんです。

衆議院の特色

 

国民の意思をより強く反映できるように、任期が短く、解散があります。

そのために、衆議院には強い権限が与えられていて、これを「衆議院の優越」と言います。

参議院の特色

長期的な視野で審議ができるように、任期が衆議院より長く、解散もありません。

衆議院の行き過ぎを防ぎ、「良識の府」としての役割が期待されています。

内閣不信任

衆議院には内閣不信任決議権がありますが、参議院にはありません。

こちらに関しては衆議院だけずるい感じがしますが、これは先程の解散の有無にも関係してくることなのです!

つまり、内閣総理大臣の「衆議院解散」と衆議院の「不信任決議」は対抗関係にあるから成り立っているわけです。

参議院への解散権がないのに、内閣だけ不信任を受けるのは、それこそずるいですよね!

これができると政治が混乱しますし、三権分立の趣旨にも反します。

なので、参議院側も内閣に対する不信任決議ができないというわけです。

被選挙権の年齢

選挙権というのは、その名の通り選挙できる権利です。つまり投票できる権利ということですね。

選挙権年齢については、2016年より衆議院・参議院ともに満20歳以上から満18歳以上に引き下げられました。

違いがあるのは被選挙権の年齢です。

被選挙権というのは、みんなの代表として国会議員や都道府県知事・都道府県議会議員、市区町村長・市区町村議会議員に就くことのできる権利です。

被選挙権年齢は衆議院が満25歳以上、参議院が満30歳以上とされています。

なお、“就くことのできる権利”なので、選挙期日(投票日)にその年齢に達していれば良くて、立候補の時点ではまだその年齢でなくても良いとされているそうです!

これは少しびっくり。私は「立候補できる年齢」だと思っていました。

選挙制度

 

衆議院は「小選挙区比例代表並立制」を採用していて、全国を300の選挙区に分けた上で“候補者名”を投票する「小選挙区制」と、全国を11ブロックに分けて“政党名”を投票する「比例代表制」を並行しておこないます。

一方、参議院は「選挙区制」と「比例代表制」を採用しており、選挙区制は住んでいる都道府県から“候補者名”を投票し、比例代表は全国の候補者から自由に投票することができ“政党名”または“候補者名”のどちらかを投票することができます。

わざわざ衆議院・参議院で選挙の仕組みを変えてわかりづらい!同じにすればわかりやすいのに!と思ってしまいますが、これは様々な有権者の意思を政治に反映できるようにするためなのです。

まとめ

衆議院・参議院と選挙の仕組み
  • 現在の衆議院の定数は465議席、参議院は248議席。
  • 衆議院の任期は4年、参議院の任期は6年で3年ごとに半数改選。
  • 衆議院は解散・内閣不信任決議ともにあるけど、参議院はともになし。
  • 衆議院の被選挙権は満25歳以上、参議院は満30歳以上。
  • 衆議院は「小選挙区比例代表並立制」、参議院は「選挙区制」と「比例代表制」。

衆議院と参議院には様々な違いがあり、細かいこともあるのでややこしいのですが、これらはすべて二院でバランスを保ち、有権者の意思を幅広く反映させるために必要であることがわかりました。

有権者である私達は、きちんと勉強して理解しないといけませんね!

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