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今回は、厳島神社の鳥居がなぜ海の中にあるのか?
腐食して倒れないのか等、厳島神社の大鳥居の構造や秘密について迫ってみます。
厳島神社の鳥居は本殿から沖合約200メートル海の中に建てられていますが、何故、海の中に建てられたのでしょうか?
厳島神社のある宮島は、昔から神々が降臨し、島全体に神様が宿るされ信仰されて来ました。
その為、宮島の木を伐採したり、土を動かかす事は、神様に対してやってはいけない事と考えられていました。
その為、この土地をいじる必要の無い海に、神社の社殿や鳥居が建てられたと言われています。
神社を立てたいけど立てる土地が無いから、海の中へ建てちゃえ的なノリで建てちゃった感じなのでしょう。
この厳島神社の鳥居ですが海の中にあり、腐食して鳥居は倒れないの?という疑問が湧いてきます。
実は、現在の厳島神社の大鳥居は、記録上、八代目となります。
過去に何度も建替えられています。ですので、決して腐食していな訳ではありません。
現在建っている鳥居は、明治時代に立ったものですが、それにしても、100年以上は経過しているので丈夫な事に間違いないですね。
鳥居は60トンもの重さがあります。
そして主柱周りは10メートルもあり、柱の下部を花崗岩で支えています。
この鳥居ですが、何百年の間、屈強な基礎が刺さっているわけでは無く、鳥居自体の重さで倒れずに立っていますが、その秘密は鳥居の屋根の部分にあります。
こんな大きな物に基礎の杭が無いなんて驚きです。
鳥居の屋根の部分が箱状になっていて、そこに玉石が詰め込まれていて重量を増やして重さを増して倒れないように工夫されています。
今でこそ、地盤部分はコンクリート等も使って補強されていますが、自重で立つと言う構造は変わっていません。
あえて基礎に固定せず、自重で立つことにより地震が来ても適度なズレが生じて地震のパワーを逃がすので倒れずに立っているのでしょう。
それに、何度か倒壊していますので、倒れないわけではなく倒れにくいだけです。

出典:http://blog-imgs-32.fc2.com/k/i/n/kingkazu96
また、主柱はクスノキが使われていますが、クスノキは腐りにくく、虫にも強い特徴があります。
なので、海の中にあっても腐りにくいのです。
腐りにくいだけであって腐らないわけではありません。
しかし、形ある物いつかは壊れます。
丈夫な大鳥居も例外ではありません。
大鳥居は過去に8回、倒壊等が原因で建て替えられています。
8回も建て替えられていますので、次の倒壊が明日という危険性も十分に考えられます。
万が一、次に倒壊した時の大鳥居の再建には宮島産のクスノキを使おうということで、宮島でクスノキが植林され育てられているそうです。
前述しましたが、海の中にある鳥居は基礎があるわけではありません。
自重でただ立っているだけです。
基礎が無くて大丈夫なの?って思う方もいるかもしれませんが、基礎が無い事により地震の衝撃を逃がし、鳥居本体に衝撃を伝えない免震構造的ものになっている事が予想できます。
そして、基礎が無い事を補完する為に、鳥居の上部に石を詰め込んで自重を増やしています。
鳥居の屋根の部分には約7トンの玉石が詰め込まれていると言われています。
これは、上手くバランスを取る事により、現代で言う制震構造の様な物になっていると言っても良いでしょう。
倒れにくいだけで倒れないわけでは無いと言う事を覚えておきましょう!
神社の鳥居の構造については、鳥居はなぜ倒れない? | 社寺建築の豆知識 にわかりやすく書かれています。
厳島神社の大鳥居ですが、満ち潮の時の海に浮かんでいるような光景には圧巻されます。これを見に、世界中から観光客が集まってくる理由が納得できます。
満潮の時の大鳥居の様子です。
厳島神社。小学生以来やわ。
大鳥居はやっぱりなんかすごい。
島全体が神聖なもんやから海の中に鳥居。 pic.twitter.com/lYDes4xQdL— まさ (@Misuchiru1016) 2018年7月28日
引き潮で海の水が引いた時には、大鳥居の下まで歩いて行く事が出来ます。真下から見上げる鳥居は迫力があります。

出典:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image
引き潮の時は広範囲に渡って水が引いていく様子が見られます。
宮島旅行
揚げもみじ饅頭うまだった🤤#写真好きな人と繋がりたい #厳島神社 #a7iii pic.twitter.com/JBYDHdVrNW— 米丸 きょうすけ (@yonemarru) 2018年8月2日
厳島神社の鳥居のふもとまで来れた pic.twitter.com/m5iBfMd9Vz
— おれたま (@AHA_oretama) 2018年7月26日
そして、夜にはライトアップされるので、夜は昼とはまた違う顔を楽しむことができます。色んな表情を持ち、色んな楽しみ方ができるのが、厳島神社です。
ライトアップされた大鳥居
広島、厳島神社にて pic.twitter.com/G88nmKhcMo
— SATOMI TAKEUCHI (@stm_1009krm) 2018年7月28日
厳島神社は、宮島の地域を収めていた佐伯鞍職(さえき の くらもと)が神勅(神のお告げ)を受け、今から約1500年位前の西暦593年に建設し、その後、平清盛が改修や増築を行い、西暦1168年位に今の形になったと言われています。
そして、平清盛の出世と共に全国的に有名になって行きました。長い間、厳島神社の社殿のほとんどは平家一門の寄付によって建設や補修がされていました。
厳島神社の祭神(さいじん)、祀られている神様は「宗像三女神」と呼ばれいてる三柱です。
この三女神を総称して「宗像三女神」(むなかたさんじょしん)と呼び、大抵、三柱はセットで祀られています。
「宗像三女神」は、玄界灘を守るとされ、昔から玄界灘に暮らす人は海上交通の守護神として信仰されています。
そんな経緯もあり、海の中にある厳島神社に祀られているのでしょうね。
厳島神社のPR動画がありましたので御覧ください。
厳島神社の大鳥居は過去に8回建て替えられていると言いましたが、建て替えの歴史を詳しく記載しておきますね。
大鳥居の建て替えの歴史
1168年(仁安3年) 伝承によれば…平清盛による建立
1286年(弘安9年) 大鳥居が再建
1287年(弘安9年) 一遍上人が厳島神社に参詣。その様子が一遍聖絵に描かれている。絵には二本足の鳥居が描かれている。
1325年(正中2年) 台風により大鳥居が転倒
1372年(応安4年) 大鳥居が再建
1547年(天文16年) 大内義隆による建て替え+後奈良天皇の扁額
1561年(永禄4年) 毛利元就による建て替え
1739年(元文4年) 安芸5代藩主 浅野吉長が大鳥居を再建
1776年(安永5年) 落雷で大鳥居が倒壊
1801年(享和元年) 安芸8代藩主 浅野斎賢が大鳥居を再建
1875年(明治8年) 現在の大鳥居が再建+有栖川親王の扁額引用:miya-jima.net/page/163.html
引き潮の時は、大鳥居の下まで歩いて行く事が出来ます。その時、大鳥居を触る事が出来ますが、最近、観光客で鳥居の柱の隙間に硬貨を差し込む人が跡を絶ちません。
硬貨を差すと良い。という迷信が伝わってやる人が多いのですが、硬貨が差し込まれた隙間から浸食が始まったりと、実は柱にとって、とても良くないことなのです。
老朽化が進んでしまうので、みんなで鳥居を守っていきたいですね。
大鳥居の根元に海のフジツボとともに、お金(コイン)が沢山挟まっています。
お賽銭のつもりで、木の隙間に挟んでいるのかもしれませんが、これが大変な問題を引き起こしつつあります。
数十年来に渡ってこのようなことがされているせいか、海の中にはかなり以前に挟んだコインが錆びついているのが見える状況です。
厳島神社大鳥居の柱の亀裂にお金を差し込む事で腐食が進むと問題になっているのを以前見たけど、確かに酷かった。わざわざ高い上のほうまで差し込んでいる。国内もだけど外国人観光客にも分かるようにもっと注意喚起できないものだろうか。 pic.twitter.com/fXdDPiwfBs
— 白銀 (@argento_blanc) 2018年8月4日
この隙間にコインが挟まれる事によって、木の内部に水がまわり木が腐りやすくなります。
そうなると、もちろん倒壊する可能性が出てきます。
場合によってはくさび効果による、断裂によって柱を傷つけることになり、直接、世界遺産に被害をあたえることになってしまいすので、お賽銭代わりに鳥居にコインを挟むのは絶対に止めましょう。
神社側も、満潮の場合には海の中に入ってしまうので、立て看板の対応などもできずとても困っています。
ご利益は変わりませんので、お賽銭は本殿で!
厳島神社の住所やアクセスですが、このようになっています。
〒739-0588
広島県廿日市市宮島町1-1
Tel:0829-44-2020 Fax:0829-44-0517
※ 土曜日曜祝日連休の渋滞時は不明
年中無休となっていますが、開門時間と閉門時間は季節により細かく別れているので気をつけましょう!
遅くても閉門時間の1時間前には入っておく事をオススメします。
| 月日開門~閉門 | |
| 1月1日 | 0時00分~18時30分 |
| 1月2日~1月3日 | 6時30分~18時30分 |
| 1月4日~2月末日 | 6時30分~17時30分 |
| 3月1日~10月14日 | 6時30分~18時00分 |
| 10月15日~11月30日 | 6時30分~17時30分 |
| 12月1日~12月31日 | 6時30分~17時00分 |
詳しくは、厳島神社の公式サイトを御覧ください。
ゆっくりと時間をとって見るのであれば、最低1時間は欲しいところです。
世界遺産でもある厳島神社は、陸地ではなく砂浜に社殿が建てられています。
これは、島自体を「神の島」と信仰していたため、陸地に建てるのはおこがましいということからでした。
社殿のみならず、前面の海と背後の山も世界遺産に含まれています。
この神社のシンボルでもある大鳥居は砂浜に立っていて、潮が引くと近くまで歩いて行くことができます。
ただし、101cm以上の潮位の場合は根元(柱のすぐ下)までは行くことができません。
そして、神社の回廊も高潮対策として、隙間の空いた構造になっているので、ハイヒールはやめましょう。
ほとんどの舞台や回廊などが国宝となっているので、そのことを念頭に履物を選んでいただきたいです。
さらに、大鳥居の近くまで歩く場合も、ぬかるみがあることを頭に入れて下さい。
干潮、満潮の時刻や潮位は毎日変わるので、事前に確認しておきましょう。
満潮で、大鳥居が海に浮かぶように見えるのは、潮位が250cm以上です。
また、満潮時には舟で鳥居の下をくぐることができます。ろかい舟と言って、予約は不要です。
時間は不定期で、人数が集まったら出発となります。
さらに、夜にはライトアップされているので、屋形船(こちらは、事前予約が必要で有料)に乗っての参拝も風情があるの間違いないです!
広島県宮島・厳島神社(大鳥居)の建築理由と建築様式・建築方法
平安時代からずっと海の中にそびえ立っている大鳥居、とても神秘的で海外の人からも賞賛の声がたくさんあります。
今回、海の中に立っている理由や腐食しないのか?
等を調べてみましたが、どちらもとても納得のいく理由でした。
日本の文化を守りながら、旅行を楽しめるといいですね。