「ターミネーター」の制作年度
1984年
「ターミネーター」のあらすじ
近未来、防衛ネットワークコンピュータ「スカイネット」が人類を敵と判断し、人類の絶滅を図る。
スカイネットは抵抗軍のリーダー「ジョン・コナー」の母親を、ジョンを産む前に抹殺すべく、過去に人型ロボット「ターミネーター」を送り込み、母親の抹殺を図る。
「ターミネーター」で印象に残ったシーン
1番の見どころはやはり、ターミネーター役の「アーノルド・シュワルツェネッガー」の圧倒的な存在感です。
人型ロボットなので見た目は人間を忠実に再現していますが、小型化はまだ発展途上という設定にもよく合っていると思います。
そして、そんなターミネーターがじわりじわりと追って来る様は恐ろしいの一言です。
特にすごいのが、ターゲットであるジョンの産みの親「サラ・コナー」を捜索している時の動きです。
まず目が動き始めてから首が動くという演技をしていますが、これはサメが対象物を追いかけている様を参考にしたそうです。
こういった細かい演技の一つにも拘りを持って作られているのも魅力です。
ターミネーターのもう一つの魅力はタイムスリップを使ったストーリー設定です。
機械軍はジョンが生まれる前の時代に母親であるサラ・コナーを抹殺するためにターミネーターを送り込みますが、これを防ぐ為に人間軍も「カイル・リース」を過去に送り込みます。
その結果、サラとカイルは恋に落ち、その後ジョンが生まれるのです。
つまり、機械軍が過去にターミネーターを送り込んだことにより、ジョンが生まれるきっかけを作ってしまったのです。
現実にタイムスリップは不可能ですが、いくら過去にタイムスリップして出来事を変えようとしても、運命は定まっているから殆ど変化しないという設定が実に奥深く、惹きつけられます。