皆さんは、「北方領土」と聞いて、すべての島の名前を思い浮かべることができますか。
北海道の東の端、根室沖にある択捉(えとろふ)島、国後(くなしり)島、色丹(しこたん)島、歯舞(はぼまい)諸島のことですよね。
日本はロシアに対し、これらの島の領有権を半世紀に渡って主張してきましたが、未だ解決には至っていません。
しかし、2018年11月、安倍首相が日露首脳会談後に「日露間の平和条約交渉を加速してく」「領土問題は私とプーチン大統領の手で終止符を打つ」などと述べたことで、今、領土問題の行方に注目が集まっています。
そこで今回は、上記の島々が北方領土と呼ばれるようになった歴史を、地図を用いながら解説していきたいと思います。