働き方改革とワークライフバランスの違いは?事例を調査!

働き方改革とは

働き方改革とは2018年に成立した法案で、政府が2016年頃から法案成立に向けて検討を進めてきた法案です。

この法案は、日本の急激な人口減少と労働力の低下が予測されることに対応するために、少ない労働力の中で最大限の生産性を維持するための方策といえます。

この方策は3つの視点で働き方が見直されるようになっています。

一つ目は労働を効率化することです。

一日8時間の労働で10万円の利益を出す人と、4時間働いて10万円の利益を出す社員がいます。

この場合4時間働いて10万円の利益を出す社員の方が効率的に利益を上げることができるといえます。

今までの日本では、多く働けば働くほど頑張っていて成果を出していると評価されることが多かったのですが、これから労働力が少なくなる時代においては、短い時間で多くの利益を出せる人の方がより価値が高いと評価されるようになってくるでしょう。

二つ目に労働の多様化があります。

今までは定時に会社に出勤し、退社時間まで会社に拘束されていて、その中で一定の成果を出していくという働き方が多かったのですが、インターネットの急速な普及により、会社に出勤しなくても自宅で仕事をしたり、オンラインで会議を行ったり、ファイルをクラウドを通してしたりすることで業務を進めることができるようになってきました。

これだけで通勤時間の短縮や、自分の生活時間に合わせた仕事が可能になりました。

3つ目に労働の一般化があります。

今までは男性が仕事を行い収入を得て、女性が家事育児を行うという役割分担がありました。

しかし女性の社会進出が進んだことや、男性が育児休暇を取得できるようになってきたこと、短時間勤務制度の普及など、それぞれの家庭の家族構成や、時間配分に合わせた働き方が可能になりました。

これにより、全員が決まった時間に出社し退社するという時間的に固定化された働き方から、より時間的に融通の利く働き方ができるように変わってきました。

ワークライフバランスとは

ワークライフバランスとは、「仕事と生活の調和」と訳されます。

「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、人生の各段階に応じて多様な生き方を選択、実現できる」という仕組みです。

元々仕事や労働というものは生活していくために必要なお金を得るためのものであり、また仕事や労働によりやりがいや生きがいを見出すという大切な要素でもありました。

しかし、近年は仕事のために私生活を多く犠牲にしてしまい長時間労働や、それによるうつ病の発症、過労死や自殺などの増加が社会問題化してきました。

自分や家族の生活を充実させるための労働であるはずが、労働により自分や家族の心身の健康を害することになってしまうということが問題化されるようになりました。

労働によりこのような悲劇が増えてくるということが社会問題化し、社会の不安や、今後の日本の生産性が減少するということを日本は問題視するようになってきました。

そのため日本は時間外労働の削減や、サービス残業の減少、有給休暇取得の促進、適正な給与の支払いを積極的に推進するようになってきました。

会社にも積極的に監査を行い、未払の賃金がある場合は支払うよう会社に命令したり、労働者の心身を害するような働き方を命じている会社に対しては業務改善を命令したり、それでも改善が見られない場合はブラック企業として社会に公表したりするようになりました。

まとめ

以上のように働き方改革とは、少ない労働力で効率的に生産性を高めていくための対策で、ワークライフバランスは労働者がより充実した人生を過ごすことができるような働き方の整備というように理解できます。

私たちも今後より一層加速する少子高齢化に対応しながら働き、自分や家族の人生も充実させていかなければなりません。

今の自分の働き方や時間の使い方を見直し、今後の人生設計に役立てていただきたいと思います。