堺市の幼稚園にかかる費用はどのくらい?公立と私立の違いは?
まず、堺市の幼稚園は大きく分けて公立幼稚園と私立幼稚園の二種類があります。
公立と私立では料金体系が違うので、別々に見ていきましょう。
ざっくりまとめるとこんな感じになります。
〔公立幼稚園〕
・それぞれの世帯の市民税額等に応じて保育料が決定。無料~16,800円(月額)。
(例)
〇生活保護世帯なら無料
〇市民税所得割額が77,100円以下なら10,400円(月額)
〇市民税所得割額が211,201円以下なら13,200円(月額)
※ただし、収入に応じて保育料が決まるため、2種類の補助金はもらえません!
※ひとり親世帯は1,000円。2人目の子は半額、3人目は無料、などの救済策もあります。
・学年は2学年、4歳クラスと5歳クラスのみ。
・給食なし。
・通園バスなし。
・預かり保育がある園とない園がある。
〔私立幼稚園〕
・それぞれの世帯収入に関係なく、生活保護だろうと高収入だろうと一律の保育料。
※ただし、保育料は安いところでも18,000円、高いところでは28,500円と、公立に比べればやや高額。
※公立とは違って、保育料に加えて入園金約5万円、通園バス料金約3000円、給食費等も加わる。
※公立と私立の費用の差を埋めるために2種類の補助金が出ます!
・学年は3学年で、3歳クラス、4歳クラス、5歳クラスがあります。
・給食あり。
・通園バスあり。
・預かり保育がある。(保育料とは別料金)
比べてみると、料金体系は全然違いますね。
教育内容も、公立と私立では違いがあるし、同じ私立でも独自の教育内容を展開している園があるので様々な違いがあります。
しかし、どちらの園も子どもたちがいきいきと心豊かに成長をすることを願って教育内容はしっかり練られていますので、今回は教育内容の違いについては割愛します。
「とにかく、できるだけ早く幼稚園に入れて働き始めたい!」
…これがだいたいの母親の本音ですよね^^;
そうなると、2年保育の公立より3年保育の私立が魅力的・・・。
そこで気になってくるのが補助金です!
次は私立幼稚園に通った場合の2種類の補助金について見ていきましょう。
就園奨励補助金とは?
就園奨励補助金(以下補助金)とは、文部科学省から経費の一部が助成されているもので、堺市在住で「私立幼稚園」に在籍している園児の保護者であれば誰でも受け取ることができます。
入園後6月頃にこの補助金の交付申請書類が園からもらえるので、課税証明書や源泉徴収を見ながら記入し、園に提出すればOK!
※ただし、補助金が実際に交付されるのは年度末の2月以降になるため、当面10ヶ月間の費用が払える予算がなければ入園は厳しいです・・・
◎補助金額は・・・62,200円~308,000円です。
いくらもらえるのかは、
①市民税額はいくらか?
②ひとり親世帯かどうか?
③園児の兄や姉で小学生1~3年生の子はいるか?
④園児は何人目の子か?
おおむねこの4つの条件で決まります。
例えば、生活保護受給世帯であれば、小学生の兄姉がいなくても、子どもが1人目であっても308,000円(年額)まるまる補助金が出ます。
逆に、市民税額が高く、小学校1~3年生の兄姉もおらず、在園児が1人目の世帯であれば62,200円(年額)しか出ません。
ちなみに、堺市の独自施策として【第3子以降は上の子どもの年齢や世帯の所得に関係なく、年額308,000円支給される】というのがあります。
つまり、実質3人目以降の子どもは公立や私立に関係なく【無料】で幼稚園に通うことができるわけです。
最後に、堺市独自の補助金について見てみましょう。