東京法務局に勤務していた事務官の男性が2006年から10年近くに渡り約4億円を着服していたというショッキングな事件がニュースになっていますね。
法を司る組織の職員が着服していたというのは前代未聞だと思いますが、それよりも10年近くも着服に気づけなかった法務局に愕然としてしまいますね。
着服していた4億円は何に使われていたのかや、着服の巧妙な手口についても調べてみようと思います。
収入印紙を公務員が着服の実態!その手口と4億円の使い道は!?
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今回の収入印紙を悪用した着服事件ですが、なぜ10年近く不正がばれることなく4億円という多額のお金を着服できたのか不思議なほどですね。
法務局の事務官の男性の手法ですが、巧妙な手口というよりも極めて原始的な方法で着服を繰り返していて、東京法務局のずさんな管理体制が改めて浮き彫りになりましたね。
その手法ですが法務局には毎日のように申請書を扱っていますが、その申請書に貼られている収入印紙は普通は使用済の消印が押されて再び使えなくなります。
今回の事務官の男性は申請書の収入印紙に消印を押さずに剥がして、変わりに使用済みで消印の押された収入印紙を貼り付けていたという何とも原始的な手法でした。
剥がした収入印紙には消印が押されていないので、きれいに剥がしたら収入印紙を金券ショップなどで売ることができるので、この手法で10年近くで4億円ものお金を着服していたということになりますね。
しかし一度書類に貼られた収入印紙をきれいに剥がすといっても、おそらくシワシワになると思うので、剥がした収入印紙を買い取ってしまう金券ショップの体質も大きな問題のように思いました。
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