トヨタIMVプロジェクトのねらい
IMVプロジェクトは「どこの国で作っても高い品質を確保する」をコンセプトにし、為替相場の変動にも対応できる、世界的視野での共通車種を開発生産できるような、生産体制を目指しました。
そこでトヨタは、世界140カ国以上の市場へ導入を前提とし、トヨタ購入層が求める耐久性と快適性を兼ね備えたモデルの開発を取り入れたのです。
これまでの海外生産展開では、日本にすでにあるモデルを元に、日本での経験をベースにして展開していました。
IMVプロジェクトでは、日本国内では企画のみを展開し、それ以外は日本国外でおこない、日本国外の拠点で車両・部品のグローバル生産・供給をすることにしました。
また、車両輸出拠点となる4カ国でほぼ同時期に生産を開始することに初めて挑戦、これまでにない取り組みで、グローバル15達成のためには必須プロジェクトになったのです。
トヨタの新興国戦略車ってどんな車のこと?
「新興国戦略車」と言われると、難しく聞こえますが、INVプロジェクトから開発された車、IMVシリーズのことをいいます。
新興国戦略車って名前からして、大きくて、丈夫そうな車を想像しますよね。
戦と言う文字から戦車とか想像しちゃったりします。
実際、2004年に第1弾として販売されたのは、新型のハイラックスですので、大きな車ですよね。
その後、ミニバンのイノーバとSUVのフォーチュナー、エクストラキャブ・ダブルキャブと続き5つのモデルが販売されています。
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しかし「IMVが期待したほど売れていない」と言うことで、2015年に11年ぶりに全面改良を実施しています。
改良後の第1弾として頑丈さだけでなく、乗り心地や静寂性も併せもつ車両に仕上げたのが、ピックアップトラックでタイでの発売となりました。
そして2017年9月に、国内では2004年から姿を消していた、ピックアップトラックの「ハイラックス」が「超ド級」・「デカッ」・「ハンパない」などのふれこみで復活を果たしています。
サイズはボディ全長が5.3メートル超、幅も1.8メートルを超える大型車です。
5人乗りで車室の後ろには大きな荷台がついています。
荷台に荷物は乗せやすいという利点がありますが、逆に雨にぬれてしまう恐れもあるので普段使いには向いていないようです。
出典:https://i0.wp.com/carbikenews.xyz/
日本に9000人ほどいると言われているハイラックスユーザーですが、都道府県別では、北海道が一番多く、林業などの仕事で利用している人が大半のようです。
安くてエコな車が売れる時代から、自分の個性に合ったものを選ぶ時代に流れが変わりつつある今だからこその、ハイラックスの復活のようです。
大きすぎて運転はできませんが、「ハイラックスかっこいいな」と思います。
むかし、友人とどんな車が欲しいかという話をしていて、「サーフとかパジェロがいいな」といったら「あれは、トラックみたいじゃん」と言われた記憶があります。
でも、ハイラックスで大きな広い道を走ったら気持ち良いでしょうね!
まとめ
IMVとは,Innovative International Multipurpose Vehicle
イノベーティブインターナショナル マルチパーパス ヴィークルの頭文字を取った名称
IMVプロジェクトとは「どこの国で作っても高い品質を確保する」をコンセプトに立ち上げられたプロジェクト。
ハイラックス・ミニバンのイノーバ・SUVのフォーチュナー・エクストラキャブ・ダブルキャブなど5つのモデルが販売されている。
どうでしたか?なんとなくでも理解して頂けたでしょうか?
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