サウジアラビアってどんな国?

年収についてさぐる前に、まずサウジアラビア王国(以下、サウジアラビア)がどんな国なのかを軽く知っておきましょう。
サウジアラビアは、日本から西へ約8900km、エジプトの東側、紅海とペルシア湾にはさまれたアラビア半島の中央に位置し、半島の約80%を占めるその面積は日本の約6倍にもなります。
人口は約2700万人(2010年)ですが、そのうちの約3割は外国人労働者で、インド人やパキスタン人が多くなっています。
国土の大部分は砂漠に覆われていますが、都会の街では25km先からでも時刻を確認できるほど背が高い時計台のある「メッカ」や、サウジアラビア国王の本拠地である首都「リヤド」のように、広い道路や近代的なビルが整備された「オアシス都市」も存在します。
街角では日干しレンガの家の真横に鉄筋コンクリートのビルが建ち、ロバと自動車が行ききするような、新しいものと古いものが混ざり合う風景が見られます。
サウジアラビアは厳格な「イスラム国家」
同国は、1930年代アラビア全体に支配力を強めていたサウード一族のアブドゥルアズィーズ・イブン=サウードにより、イスラム法に基づく厳格な「イスラム国家」として建国されました。
国内にはイスラム教の聖地であるメッカとマディーナがあり、イスラム世界における影響力は大きく、トルコやインドネシアなどのゆるいイスラム教国とは違い、イスラムの伝統的な慣習はまだまだ廃れていません。
最も有名なのは「アルコール類の一切の禁止」で、違反した場合は外国人であろうと関係なくムチ打ちの刑に処されるそうです。
また、窃盗を働くと手首を切り落とされ、殺人のような凶悪犯は広場で公開処刑されることもあります。
特に女性に対するルールは厳しく、アバヤと呼ばれる黒い衣装で顔はもちろん全身を覆わなければ外を出歩くことができず、今年(2018年)までは車の運転やサッカー観戦さえ許されていませんでした。