くらげに脳はある?
くらげに「脳」はないです。
まじか!って感じですが、眼点などのセンサーで状況を感じ脳で考えるのではなく反応するという感じなんでしょう。
外の光の感覚は、眼点で感じとり、平衡胞で体の向きをどのようにするとよいかと情報を得ます。
そして、この感覚器官の近くにある神経細胞から全身に渡っている神経網へ情報を伝えます。
クラゲのような刺胞動物には脳がないんです。見てても悩みから解放されるのはクラゲ自身にも悩みなんて無いからなんですかね。。
おやすみなさい☆.。.:*・°☆.
クラゲ綺麗だな🥀 pic.twitter.com/wwmhHtfoiX
— とりいぬ🐾 (@tori_inu) 2018年8月6日
くらげの口はどこ?
よく名前を耳にするミズクラゲとエチゼンクラゲを比較してみましょう。
ミズクラゲの場合
傘の内側の触手のある真ん中に、口があります。実は、排泄の出口にもなっているのです。
傘の内側に生えているギザギザした触手には、毒の入っている風船みたいなものがたくさん備えられています。それには、毒を注入する刺胞がついています。
そのため、エサとなるプランクトンが接触するとその刺胞から針が出されて、相手をマヒさせて口に運んでいきます
その時に、そのギザギザした部分(口腕)でエサをまとめるようにして口の中に入れていきます。
エチゼンクラゲの場合
本当の口は閉じられています。
傘の下の口腔には、吸口というヒラヒラしている小さな口があります。この吸口でエサとなるプランクトンをまとめるようにして胃腔に取り込んでいきます。
その他、泳ぎの上手なくらげは小魚を食べてしまう種類もあります。
豆知識(言葉の意味)
- 口腕:こうわん(プランクトンを食べる時に使われる口)
- 触手:しょくしゅ(プランクトンが触れた瞬間に刺胞が開いて、針が出て毒液を出す)
- 刺胞:しほう(毒の入っている部分で、使い捨てのため次々と作られる)
- 吸口:すいくち(すくったプランクトンを集め、口腕へ取り込む)
- 胃腔:いこう(人でいう胃に当たり、食物が消化される)
参考URL:https://senkokugoshochi.com/jellyfish-ecology-body-structure
くらげの視力はどのくらい?
くらげの視力はあまりよくないと言うか、視力ってあるんですかねって感じです。
光を感じる程度で、色や形が識別ができるほどではありません。
光に反応して集まる習性があるということは確認されています
くらげを見に行ってみませんか?
各地の水族館で見ることができますが、お勧めベスト5をご紹介します。
★鶴岡市立加茂水族館 (山形県鶴岡市)
世界一のくらげの水族館と言われています。
★新江の島水族館 (神奈川県藤沢市)
クラゲファンタジーホールがあり、ホール自体が巨大なミズクラゲの形をしています。
★海遊館 (大阪府大阪市南区)
2018年3月に新クラゲエリア「海月銀河」がオープンしました。
★しながわ水族館(東京都品川区)
地下1F遊体験広場は、4つの異なる形状の水槽で4種類のクラゲを常時展示しています。展示されるクラゲは季節により変更の可能性があります。
★九十九島水族館海きらら(長崎県佐世保市)
九十九島の海を再現したような近海の魚も多くいる水族館です。クラゲは100種類以上を展示しています。
*2008年ノーベル化学賞を受賞した3名の内の1名が「下村脩」博士です。
オワンクラゲの発光物質の発見と開発をされたことで受賞しています。
下村博士は、海きららのある佐世保市の出身の方です。
*参考文献
何を食べてる?どうやって刺す?
クラゲ大図鑑
ふしぎな生態にせまる!
2010年7月2日 第1版第1刷 発行
並河 洋 監修
株式会社 PHP研究所 発行
クラゲの目のしくみ!場所や数、視力について! | クラゲの魅力