そもそもインフルエンザって?
インフルエンザウイルスによって引き起こされる、急性感染症のことを指します。
日本のような温帯地域では、毎年、秋から冬にかけて流行するとされています。
なぜ、秋から冬にかけて流行するのかと言うと、インフルエンザウイルスは、温度15℃以下、湿度20%以下の環境がもっとも生存に適していると言われているからです。
主な感染経路は、咳やくしゃみなどによる飛沫感染なので、どんどん侵略・拡大されていきます。
インフルエンザにはいくつかの型がある?
秋から冬にかけて流行する、季節性インフルエンザには大きく分けて3つの型があります。
・インフルエンザA型
38℃以上の発熱、悪寒、強い倦怠感、関節痛や筋肉痛が主な症状です。増殖力が驚くほど速く、感染力が強いので流行しやすいです。
また唯一、人以外にも鳥や豚、馬などの動物にも感染する型です。
・インフルエンザB型
A型に次いで流行しやすいウイルスですが、人にしか感染しません。感染力は強いものの、免疫力を持った人が多いため、世界的に流行することはありません。しかしながら、感染すると症状は重く、解熱には時間がかかります。
また、体内にウイルスが残留する期間が長いため、身近な人に移してしまう可能性もあります。
・インフルエンザC型
C型も人にしか感染しないウイルスです。感染したとしても、風邪程度の症状で多くの人が免疫を持っているので、流行はしません。