連日北朝鮮情勢がテレビを賑わしていますね。
テレビで金正恩総書記の顔を見ない日はないと言っても過言ではありません。
非人道的な国家として全世界から非難されている北朝鮮ですが、中国とは比較的友好関係にありました。
それが近年、関係が悪化していると言われています。
果たして本当でしょうか。
そしてなぜ関係が悪化してしまっているのでしょうか。
北朝鮮と中国が友好関係にあった理由
中国と北朝鮮は1950~53年の朝鮮戦争で同盟関係を結んで、アメリカ・韓国と戦いました。
以来、中国は北朝鮮にとって主要な同盟国であり、貿易相手国となっています。
金正日総書記時代、北朝鮮の貿易額の8割を中国が占め、兵器の多くが中国製でした。
2011年12月に北朝鮮の金正恩氏が最高指導者になったとき、当時の胡錦濤中国国家主席は、すぐさま金正恩氏を支持することを表明したので、北朝鮮と中国はそれまで通りの友好関係が続くと思われていました。
実際に中国はアメリカが国連で安保理制裁を発議するたびに反対し、北朝鮮を制裁させない立場を取ってきました。