超稀なアレルギー、「水アレルギー」の症状とは?
水アレルギーとは、とても稀なアレルギー症状の一種で、世界中でも35例ほどしか確認できないそうです。先天性で発症した例はごく僅かで、ほとんどが後天性になります。水アレルギーを発症すると、皮膚にわずかでも水が触れると症状が出るそうです。
まず、15分程で水に触れた部分が赤く腫れてきて、激痛と痒みに襲われ、最悪の場合はショック症状で死に至る場合もあるそうです。
こうした症状は、自分の汗や涙、唾液にまで反応するので、並大抵の努力では症状を防ぐことができません。
「大人の場合、身体の60%は水分だけど大丈夫なの!?」と思うかもしれませんが、水アレルギーはあくまでも「水という物理的な刺激による皮膚疾患」なので、体内の水分は害にならないので、その点については心配いりません。
なお、水アレルギーになる原因については、残念ながらまだはっきりとは解明されていないようです。
水アレルギーの日本人っているの?
先ほど述べた世界の水アレルギー35例の中には、日本人はいないようです。
しかし、上記のような水アレルギーと全く同じではなくても、水道水によってアトピー性皮膚炎が出たり、雨や川に当たることでアレルギー症状が出たりするケースは報告されています。
例えば、某お笑い芸人のSさんは、雨に打たれ際に身体がボコボコになったことから「雨や川などに限定された水アレルギー」であることが判明したそうです。(※水道水はなぜか平気だそうです)
また、某食品会社に「水道水アレルギーの患者がいるので、御社のスパゲッティに水道水が使用されているか、残量塩素はどのくらいなのかを知りたい」といった問い合わせが寄せられたケースもあるようです。
こうした話を耳にすると、やはり日本の中にも程度の差こそあれ原因不明の「水アレルギー」に苦しんでいる方がいるかもしれません。